代表挨

Profile

上郡 清政

上郡 清政Kiyomasa Kamigohri

住まいの権代表 / 住環境アドバイザー

1950年生まれ、兵庫県丹波市在住。中学生の時、台風により自宅が倒壊。その脆さと、移った仮設住宅の寒さから、父親が病気になり、住環境の在り方に疑問を抱く。その後、瓦業を営みながら、18年間の父親の看病し、家族を護ってきた経験から「家族を護る家を作りたい!」という一心で、51才の時、建築業界へ異例の転身。「温度」「湿度」「清潔さ」「耐久性」「騒音」「健康」「資産価値」の7つの観点から家づくりを究極の形に進化させる。その後、家づくりの達人として、1078件の家に関わり、書籍も2冊出版、全国で講演回数150回以上行う。「死ぬ1分前までこの家を伝え続けたい」という熱い想いを胸に全国を奔走中。

私は死ぬ1分前までこの家を伝え続けたい。

やむにやまれぬ思いがありました。それは生活者目線で住宅業界を見てきた私の思いです。

日本の将来の家作りを考え、手前味噌ではありますが、私が手掛けているような家をもっと広めなければならない─使命感(ミッション)みたいなものが私の体の中から沸き起こってきたのです。

私は住宅業界に参入する前は、瓦葺き業を営んでいました。その前は呉服業です。職業上“家”との関わりが多く、無意識ですが、家の在り方を見てきたのだと思います。

その感覚が、この革命的な外断熱・二重通気ソーラーサーキットの家(私は勝手に“魔法の家”と呼んでいます)に巡り合うきっかけになったのです。

この家は日本の家造りを大きく変えていきます。

その一方で、既存の住宅の在り方を否定してしまうところがあります。ガーンと頭全体が揺さぶられる思いになります。根深い問題もあります。

つまり、既存住宅業界にとっては“問題児”なのです。これまで手掛けてきた自分たちの家を否定する可能性が潜んでいる。

地方の工務店や建築会社では、毎年何とか黒字経営するのに四苦八苦している。このような中、もしこの家を手掛けるとすると、すぐに受注に結び付かない場合も多い。いくら理想の家とはいえ、目先の利益がなくなる可能性があるのです。

まして過去に手掛けた家を否定することにもなりかねません。

更に、革命的な工法のためお客様への説明が難しい。住み方自体が通常の家とまったく変わり、住む側のコツが必要になる面倒な住宅でもあります。とにかく販売しにくい。

今利益が上がっている住宅会社はあえてリスクを冒してまで関与しようとしません。

このため工法が開発され約30年が経過し、2万棟以上建設されているにもかかわらず、一般的にはほとんど知られていないのが現状です。

住んでいる人も下手にこの家を自慢してしまうと、一般の住宅に住んでいる人は、自分の家がけなされたようで気まずい雰囲気になった―という話を聞いたことがあります。

この家は、特殊な範囲の人たちにしか知れ渡ってません。

既存住宅業界、工務店にとってこの工法はなかなか手掛けにくのです。

採用したとしても、本当にこの工法の理念に沿ってきっちり造り上げるまでにはいきつきません。片手間になるところが多くなります。そうすると中途半端で逆に危険な家になりかねません。

至高の幸福と危険が同居しているような側面があるのです。これが正直なところではないでしょうか。

そこで異業種の私が目を付けました。

これまで住宅を手掛けたことがないため、既存の住宅に対する配慮はまったくありません。とにかく、いいものを基本に忠実に作るだけ。

そのうち色々なことが見えてきました。様々な人との出会いもありました。この家はもっと知られて広める必要がある。日本の未来には絶対に必要な家だ。

そして確信しました。

私は、死ぬ1分前までこの家を伝え続けたい。

子供の頃から何か一生のうち、社会に貢献できる自分でしかできない仕事がしたい―との思いを育んできました。これだ、と感覚的にピンときました。

人生の質は、どのような家に住むかで決まります。

流されないでください、諦めないでください、あなたに合った、あなただけの家が必ずあります。その夢を諦めず、共に創るお手伝いができればと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。あなたに出会える日を楽しみにしております。

上郡 清政